与野党支持者が集う「石破辞めるな」デモ 続投求める理由を聞いた

参院選での与党の大敗を受けて、自民党内で石破茂首相の退陣論がくすぶり続けるなか、金曜日の夜に首相官邸や自民党本部前に集まり、「石破辞めるな」と訴える人たちがいる。
選挙で有権者から厳しい評価を突きつけられ、党内基盤も弱まっている首相に対し、続投を求めるデモが起きるのは異例だ。
どんな人が、なぜ集まっているのか。参加者に話を聞いた。
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1日夜、自民党本部前。
東京都内の語学講師の女性(38)は、「石破さん踏ん張れ」と印字された紙とペンライトを手に立っていた。主催者がペンライトの持参を呼びかけているのを見て、家にあった子どものおもちゃを持ってきた。
かつて無党派だったという女性は、コロナ禍と、その同時期の出産がきっかけで、政治に関心を持った。
離婚後の共同親権を導入する民法改正案が成立したとき、反対を貫いた共産党の姿勢に共感し、支持する気持ちが固まったという。
一方で、石破首相には好感を持ってきた。
夫は、敗戦で中国に残された残留日本人の3世。女性にとって、戦争や歴史認識は大切なテーマだ。沖縄戦やフィリピン残留日本人への対応をめぐり、石破首相には歴史を顧みようとする姿勢があると感じてきた。
参院選では共産党に投票した。「選挙では1票しか入れられないので、譲れないものはある」
だが退陣圧力が強まり、ポスト石破候補としてタカ派的な人物の名前も取りざたされた。自民が与党であるならば、そのなかでは「石破さんがまし」だと思った。
「このままでは危ない。自分が今できることをしたい」と、参加を決めたという。「石破さんの80年談話が聞いてみたい」と願う。
「本音を言えば、1票の10分の1くらいは」
野党支持者だが、自民党のなかでは穏健にみえる石破首相に続投してほしいという声が、参加者には多かった。
8日夜のデモで取材した千葉県の30代男性も、選挙では共産候補に投票したと明かしつつ、「排外主義を訴えるような人が総理になったら、それが一番怖い。本音を言えば、1票の10分の1くらいは石破さんに入れたかった」と語った。
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これまでに開かれたデモは3回。参加者は、首相官邸前であった7月25日が1200人。その後は自民党本部前に場所を移し、8月1日に600人、8日に200人が集まっている(いずれも主催者発表)。
デモ参加者の支持政党や投票行動は
8日の取材では、支持政党や参院選での投票行動も尋ねた。取材に答えてくれたのは、20~70代の男女41人。
統計的な正確性は無いことが…
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